LIFULL FaM |「子育てと仕事をハッピーに。」立ち上がったばかりの全国でもめずらしいワークスタイルで、自由で勢いのある仕事を。

住宅街の中にある鯖江高校(通称鯖高)の隣に、2018年3月に突如現れたクリエイティブな会社、LIFULL FaM(らいふる ふぁむ)鯖江オフィス。「子育ても仕事もハッピーに」をコンセプトに、ママが子育てと仕事を両立しながら、スキルアップできる職場環境を作っておられます。

LIFULL FaMは世界中で様々な事業を展開するLIFULLのグループ会社で、東京都目黒区と、福井県鯖江市の2ヶ所にオフィスがあり、主にwebマーケティング関連のお仕事をされています。

現在鯖江オフィスには6名のママが所属。全国でもめずらしいこのワークスタイルと現場で働くママの声を伺うべく、鯖江オフィス統括の山岸さんと入社して間もないスタッフの北村さんに取材に行ってきました。

みんなが子育て中のママだからそれができる。

快活な印象でオフィス内を盛り上げる北村恵美(きたむら・えみ)さん。まだ5月に入社したばかりの、30歳の女性です。

出身は鯖江市。現在、5歳と3歳の女の子を育てています。前職では県内のIT企業で短時間勤務制度を利用して営業や法務のお仕事をしておられ、転職を考えていたところで、LIFULL FaMの募集を見つけました。

「山ちゃんとはもともと友達で、彼のfacebookの投稿で知りました。子どもが小さいうちは子ども中心の生活が出来た方が良いと考えていて。」

「子連れ出社ができるところが一番大きいと思います。ママしかいないので、自分と同じ環境の人ばかりなので情報交換もしやすいし、とてもありがたいです。私は保育園に子どもを預けているので、今のところ連れてきたことは無いですが、チャンスがあれば連れて来ようかなと思っています(笑)」

取材でお邪魔したときは4人のママと子どもが1人、シッターが1人。そして他のスタッフが山岸さんを含めて2名。スッキリとした空間で、みなさん生き生きと仕事をされている姿が印象的でした。

「今は不動産情報サイトのチェック作業と修正依頼をしています。不動産業界は初めてだったので、何も分からないところからのスタートでした。公式サイトでも思いっきり誤字脱字があったりして、びっくりしました(笑)」

5月に入社したばかりなので、新入社員の気持ちでしっかりやっていきたいと北村さんは話します。

オフィスのキッズスペースにはシッターが。安心できる支え合いのもとで働ける。

「自分が子どもを生んだときにすごく感じたのは、育休を取ることによって、社会から一度離れてしまうことの辛さ。今思うと、疎外感がすごくて精神的なダメージが大きかった。オフィスにキッズスペースがあれば、安心して働けます。自分が一人目を生んだときにあったら良かったなって、心から思いました。」

この会社に興味を持っている人がいるなら、ここで働くことによってその辛さが軽減できるということは、前もって伝えたいと思う、と話す北村さん。仕事をしている隣では、シッターによるおむつ替えも平気で行われます。

できたばかりのオフィス、ママたちが働きやすいという前提で、ルールも作っていきたい。

「自己紹介で"やまちゃんって呼んで"と、声掛けがありました。フラットな責任者がいるから、みんながかしこまることはないし、働きやすい良い空気を作ってくれていると思います。

あと、やまちゃんには子どもがすごく懐くんです。私の入社日が確定し、練習がてらシッターとして最初にここに来たときは、はなちゃんが自分にはなかなか懐かなかったんですが、やまちゃんが抱っこするとすぐに泣き止んで。なぜか分からないけど、すごく好かれるんです。」

山岸さんの作られる柔らかな場の雰囲気もあり、全員の仲が良く、時には突発的なイベントも開催されるとか。

「みんな家庭を持ったママばかりなんですが、急に秋吉(※福井の人はみんな大好きな焼き鳥屋のこと)が食べたいという話になって。「今日行ける?」と声掛けして、みんなフットワークが軽いので、子連れで弾丸晩ご飯に行きました。子どもを保育園に迎えに行って、帰りが遅くなるからお風呂だけ入れて、秋吉に集合。メンバー全員の子どもを合わせると9人になるんですが、店内はほんとにわちゃわちゃして、とっても楽しかったです、隣に座っているのはどこの子だろう…と(笑)」

子どもたちが自然にオフィスにいることが、心地良い人間関係とワークスタイルを生み出しているのかもしれません。

子ども優先で勤務できる場所

LIFULL FaM鯖江オフィスの責任者である山岸充(やまぎし・みつる)さんは、現在28歳。2年前に東京からめがねの仕事をするために鯖江に移住され、現在は地域事業主わどうの代表と株式会社LIFULL Marketing Partners 鯖江オフィスの統括をされています。

まだできたばかりのLIFULL FaMについて、山岸さんに聞きました。

「ここは、具体的に言えば子どもを連れて来ることもできるオフィスです。急な発熱や体調不良子どもの迎えとか、みんなが子育て中のママさんだからお互いに助け合いながら、子ども・家庭優先で勤務できる場所なんです。」

働くママたちがここで色んなスキルを身につけて、「地方に限らず様々な場所で活躍していける」ようになってもらいたいと山岸さんは言います。

「メール電話顧客対応、ウェブサービスの制作入力業務などを中心に、ママさんの希望や今後身につけていきたいスキルなどの希望を聞きながら、それぞれの担当業務を考えています。企業のSNS代行や子育て世代向けの商品の開発など、ママ目線を活かした業務があるのも特徴です。」

今は0歳から5歳の子供を持つママが集まっておられるそう。ここで経験を積んだあとは、LIFULL FaMの母体であるLIFULLグループでのキャリアアップなども考えられるそうです。

話しつつも、まだ自分には子どもがいないので、理解できない部分をみなさんに教えてもらっているところも多くありますと笑う山岸さんが印象的でした。

生きる力を身につける場所を、地方にこそ増やしたい

LIFULL FaMはワークスタイルとして、奇をてらっているとか流行を追いかけているわけではありません。けれど、ここから色々な挑戦が生まれる場所を作ろうとしています。

「ママたちがここに来たことで、良い意味で変化をして欲しいと思っています。自信を持って色んなことに挑戦できて、他所でも通じるスキルを身に付けたら、どこに行っても生きていける。そういうママたちが生まれていくきっかけになるような場所にしたいです。

さらに鯖江だけがそういう風になることが大事だと思っていなくて、今後は横展開していきたい。生きる力を身につける場所を、地方にこそ増やしたいんです。」

なぜ地方オフィスの1ヶ所目が鯖江でスタートできたのか質問したところ、鯖江は牧野市長をはじめITのまちでもあり、挑戦的かつ安心感がある場所だからこそスタートすることができたとのこと。そんな鯖江の新しいワークスタイルを取り入れたママたちは、今後柔軟な強さを身に付けていくのかもしれません。

子育てと仕事をハッピーに。

全面畳で柔らかな光が差し込む居心地の良いオフィス。山岸さんはLIFULL FaMを共に伸ばしていくために来てほしい人材について、次のように語っていました。

「経験したことの無いことに挑戦したいという向上心を持っている人に来てほしいです。新しい領域の仕事などもうちではどんどん手掛けられるので、そういう人は成長しますね。スキルは後から身に付くものなので、正直そこは重要視していません。みんなで教え合いながら、慣れていってくれれば良いと思っています。

ママ同士がすごく仲良くなるのが面白くて。職場の仲間だけど、子どもの顔が見えるので保育園のママ友や職場の同僚を超えた新しい関係が生まれています。そのうち仕事以外でママたちが集まって、何かが生まれるような状況が出てくるだろうなと思っています。」

鯖江は保育園にも余裕があるので落ちにくく、さらに本音を言えば預けずに近くにいたいという方もいると思います。「子育てと仕事、どちらも幸せを掴み取りたい!」という方は、ぜひ連絡してみてください。

【連絡先】
株式会社LIFULL FaM 鯖江オフィス
0778-43-5408(平日10:00〜16:00)
mitsuru_yamagishi@lifull-fam.com
http://lifull-fam.com/

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