第2回鯖江“育職住”ツアー開催レポート
子育て(育)、仕事(職)、暮らし(住)をキーワードに、鯖江の暮らしやものづくりが体験できるバスツアー「鯖江“育職住”ツアー」の第2弾を10月20日(土)に実施しました。中京圏の大学生と関東圏の社会人を中心に15名が参加して、当日鯖江市全域で開催されていた産業観光イベント「RENEW」の各会場を巡り、体験や見学、ヒアリングなどをして回りました。
出発は名古屋駅。朝早くの出発でしたが、今回のツアーを楽しみに集まった参加者たち。バスに乗り込み、彦根駅を経由して関西からの参加者を数名拾い、北陸自動車道で鯖江へ。
まずは鯖江市神明地区にある「ボストンクラブ」に到着。2017年の10月にオープンしたビルに入る直営店だけでなく、ボストンクラブラボ、ジャポニスムミュージアムなどを見学した。
続いて「乾レンズ鯖江支店」へ。サングラス用のレンズ加工を主な仕事とするこちらでは、自分の好きなレンズを選んでアクセサリーに加工するワークショップに参加しました。また工場内でどのようにレンズ加工が行われているかを見学しました。アンケートでもここは満足度が高く、印象に残った方が多かったようです。
バスで河和田地区に移動し、産業観光のイベント「RENEW」の会場へ。まずはうるしの里会館で開催されている「まち/ひと/しごと Localism Expo Fukui」を見学しました。
その後RENEW会場内をめぐり、「漆琳堂」「土直漆器」「越前漆器久太郎」「下村漆器店」「TSUGI」「河和田アートキャンプ」などを見学。ボリュームたっぷりのRENEW会場を巡りました。

漆琳堂を見学。工房にショップが併設されている

土直漆器。開放されたガレージで、職人さんのお話を聞くことができた

下村漆器店。見た目のビジュアルではなく、技術的なアプローチで漆器を革新する
RENEWでは産地として漆器やめがねの生産をする工場を見学できるのですが、普段は立入禁止で見られない場所を見ることができ、参加者の皆さんは目を輝かせながら、話を聞いていました。デパートやセレクトショップで購入するのと、実際に作っている方に話を聞いて産地で購入するのとでは、記憶や愛着に違いが出てくるようです。
最後に木製雑貨を製造する「ヤマト工芸」へ。高野利明社長にお話を伺いながら、工場内を見学しました。地域内外から来られたたくさんの方がお仕事をされていて、産地で物を製造することについて、参加者は思いを巡らせます。
第2回のツアーはこれにて終了。参加者はバスで帰路につきました。平熱の鯖江ではありませんでしたが、このまちが持つポテンシャルを感じていただけたのではないでしょうか。商品を購入されている方もたくさんおられました。
仕事でも、暮らしでも、もう一度鯖江を訪れて見てほしいと思います。