白い雲不動産 | 「古民家の良さを時代に合わせて引き出す。」独自の視点で福井の不動産情報を発信する仕事。

福井県の嶺北にある個性的な不動産物件を紹介する会社である白い雲不動産。物件が古い・新しい・立地の良し悪しなどにこだわらず消費者のニーズを鋭くキャッチして、レトロでかわいい中古物件にこそ愛着を持てるように、建物が持つ素敵なポイントを発信されています。

現在、県内の空き家問題を解決する事業の強化に伴い、webサイト構築と発信のできる方を募集されています。詳しいお話しを代表の高村さんとスタッフの野呂田さんに聞きました。

ちなみに白い雲不動産の社名の由来は、横文字の会社名を付けることが主流の頃にどこか懐かしい名前にしようと思いついたのが、当時のひらけ!ポンキッキの主題歌「青い空 白い雲」だったそうです。

ーー今回は白い雲不動産の高村俊輝(たかむら・としてる)社長と、スタッフの野呂田恭平(のろた・きょうへい)さんにお話しをうかがいたいと思います。早速ですが、野呂田さんが入社されたきっかけを教えてください。

(高村社長。オフィスだけでなく服装もオシャレです。)

◉もともと彼が「お店を開業したい」と物件の問い合わせをしてきたんです。

  • 7年前に奥さんの実家である鯖江に引っ越して来て、前職は福祉の仕事をしていましたが、自分で商売をしたいと思い、白い雲不動産へ物件の問い合わせをしました。

◉話を聞いていくうちに「独立する前にとりあえずウチで働け。副業しながらでも良いから一緒にやっていこう」という話になりました。

  • 修業が足らないよと(笑)

◉そんなスタンスでもうちはOKです。

ーー感性の柔らかい採用基準ですね。副業しながらでもOKなんですか?

◉もし給料がたくさん欲しいということであれば、がっつり営業してもらうという話に当然なります。人ありきで、やりたいことを実現していける職場でありたいと思っています。

ーー野呂田さんは、白い雲不動産はどんな会社だと思いますか?

(野呂田さん。鯖江市の北中山地区にお住まいです。)

  • 今の不動産業界の流れの中で、エッジの立ったところと、きちんと商売をするところの両方が出来る会社だと思います。マネタイズもきちんとできないと会社としてはダメだと思うので、バランスが良いですね。

ーー面白さとビジネスのバランスを。今はどんなお仕事をされてるんですか?

  • 不動産の仕事は多岐にわたるので本当にいろいろなことをやっています。いろいろなお客様が来られますが、お客様のお話をじっくり聞いて、必要とされていることは何なのか、ニーズを聞き出すのが一番の仕事かと思います。その上で、仕事を通してお客様の役に立てるというのが仕事をする上での喜びになるかと思います。

ーーなるほど。

◉シビアな業務の中で、困っている人を助けたり、人の役に立つという感覚がやる気に繋がっていくんです。

●空き家がたくさん出てくる中で、気づかなければただの石ころにしかならないものに、新たな価値を付けることができるところに面白味を感じますね。

◉物件の良いところをなるべく引き出していきます。

ーー仕事をしていて面白いと感じるのはどんなときですか?

◉個人的に面白いと思う物件は徐々に増えてきていて、全物件の2-3割を占めるようになりました。あと単純ですが、売主から「売ってくれてありがとう」と言われると感動しますね。

  • 白い雲不動産が扱う個性的な物件を買ってくださる方は、女性が多い傾向にあります。彼氏を連れてきて大反対されても、最終的な決定権は女性が持っている。住むのは自分だと。

ーーレトロな古民家を女性が購入するんですね。

◉変な物件がたくさん売れているのは、古民家はかわいいという感覚が今の時代の女性にフィットしたんだと思います。

 

鯖江はよそ者を受け入れる度量の大きいまち。

ーー野呂田さんは鯖江の暮らしをどのように楽しんでおられますか?

  • 自然が多いので、田舎ならではの楽しみ方をしています。家の前の水路にどじょうやザリガニがいる。そしてそのどじょうを捕まえて近くの溜池に行くと、ブラックバスが釣れたりします。

ーー自然を満喫されてますね。

  • 近所の川では大きな鮒も釣れました。

ーー近所の方と交流はありますか?

  • 福井県は地域のつながりが強いので、村の草を刈ったり、イノシシの柵を張ったり、運動会で綱引きをしたり、かなりの頻度でそういったことがありますね。

ーーしっかり根付いておられるんですね。

鯖江は外から来た人を受け入れてくれる度量が大きいまちだと思います。私は北海道出身で、村の方々は皆さん優しいですね。

ーー鯖江というまちにはどんな特徴があると思いますか?

◉鯖江は10年前に比べると、色々な活動をするプレイヤーが多い場所になったなあという印象があります。県外から来ている人も地元の人もバランス良く混ざっていて、これから活動する場所を作るという観点で考えると、良い場所だと思います。

  • 家を売る立場からするとこの状況は面白いですし、外から新しく入ってくる人には家の価格が安いので、お求めやすくて良い状況ですね。

ーーお二人の活躍で、鯖江に今後もプレイヤーが増えていくことが楽しみです。最後に、白い雲不動産のことを気になっている方へメッセージをお願いします。

◉私は根っから自分が面白いと思うからことだけをやりたい人間だったので、SPUTNIK PAD(株式会社イデーが運営していたアートとデザインの中間領域に位置するプロダクトを販売するショップ。現在は閉店)に憧れてインテリアショップの経営をしていました。今はやりたいことをやりながら、世の中のためになるようなことをするということを大切にしています。不動産と社会をつなげる情報発信が出来る方、お待ちしております。

●不動産業はぐちゃぐちゃに絡まった糸をピンとまっすぐにして、ご家族に渡す仕事だと思っています。人と複雑に関わっていく業務内容なので、コミュニケーションが好きな方じゃないと難しいかな。すごく大変な仕事なので、苦労もありますが感動もその分大きいです。

ーー鯖江の物件を調べるならまずはここ!という白い雲不動産。「暮らしの始まりと終わり」というお客様の人生の大きな節目に関わる大切な仕事です。高村さん、野呂田さんと一緒に空き家問題を解決していきたい方、ぜひ連絡してみてください。今日はありがとうございました!

 

【連絡先】
白い雲不動産
0778-54-0017(9:30~18:30)水曜定休
info@aoisorashiroikumo.com
http://aoisorashiroikumo.com/

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